海外駐在レポート海外で働くことで、
日本国内とは違う成長が
手に入る


海外駐在レポートドイツ(ドレスデン)
Y.R.
毎朝、お客様とのミーティングで仕事が始まる
2020年7月からドレスデンにあるニューフレアテクノロジー(NFT)のドイツ支店に駐在し、2年半になります。駐在者は、電子ビームマスク描画装置のFSE(フィールドサービスエンジニア)のほかに、支店長と事務のスタッフがいます。お客様の会社にある一室が私たちのオフィスに割り当てられているので、毎朝お客様を含め10名ほどでミーティングを行い、稼働している装置の状況を共有した上でその日のメンテナンス内容を確認し、仕事を始めます。
現在、ドイツにあるお客様の工場では多くの電子ビームマスク描画装置が稼働しています。私たちFSEの役割は、装置の安定稼働にほかなりません。客先では装置の精度を保つためのシステム調整や稼働状況のチェック、トラブル対応、ソフトウェアアップデートなどを行い、工場の半導体生産を支えています。

ニッチトップのNFTに魅力を感じ、海外勤務を希望し入社
NFTには2017年に新卒で入社しました。大学では物理を専攻していたため、電子ビームという言葉に興味を惹かれたんです。半導体産業の根幹を担う非常に重要な分野で大きなシェアを持つNFTをかっこいいと思い、入社を決めました。海外で働くことに興味があったので、海外市場でシェアが高く海外に拠点を持っていることも決め手になりました。こうして夢が叶ってよかったです。
ここでしか得られない仕事の醍醐味は、お客様と直接話せることですね。何かあればすぐに助けを求められますし、問題の解析、提案、解決ができればお客様は喜びます。現場で直面することだけでなく、お客様のニーズを本社に伝え、将来の装置開発につなげるのも私たちのもうひとつの役割だととらえています。
お客様との会話は主に英語になりますが、意見を求められることが多いので、語学力や交渉力が上がります。小さな組織なので1人の裁量が大きく、それが仕事の達成感につながっています。
しっかり働き、しっかり休むドイツの国民性
駐在生活を通じて、ドイツの国民性を強く感じました。こちらでは残業をする人が少なく、夕方5~6時になるとお客様はみな退勤。商店は8時に閉まり、日曜日は休んでいます。しっかり働いてしっかり休むというスタイルが徹底しているんですよね。いまでは私もすっかり馴染んで、休日は地元のサッカークラブで練習するようになりました。会社が通勤用の車を用意してくれているので、移動も快適です。
海外で働くことは、日本国内とは違う成長を手に入れられると思います。駐在当初、ドイツではどうやるのか、わからないことばかりでした。しかし自分で調べて試し、結果を発信していくことで、かなり度胸が着いたような気がします(笑) 世界最高の技術力を持って走り続けるNFTのFSEとして、これからも技術力を伴う最高のサービスをお客さまへ提供していきたいですね。
※インタビュー記事内容は取材当時のものです