安田 淳平 安田 淳平

システムテクノロジー 第二グループ

粒子物理学科
安田 淳平

「電子ビーム」という言葉に興味を感じて入社

大学では原子核物理を研究しており、大型加速器を使った実験をしていました。研究に直結する職場が少ない中、研究で放射線を扱っていたことから、就職活動の当初は原発や加速器を製造する企業を検討していました。ところがその中で、たまたまニューフレアテクノロジーを知る機会があったんです。もともと半導体の知識があまりなかったので、半導体業界は敬遠していたんですが、ニューフレアテクノロジーは半導体そのものを作っているわけではないことと、「電子ビーム」という言葉に引っ掛かり、EBMをおもしろいと感じたことから会社に興味を持ちました。
ニューフレアテクノロジーを選んだ理由は、「ものづくりに直結していること」「グローバルな仕事環境」「客先に行く仕事」「若手でも活躍できる」の4つでした。会社を知ってから内定まではすぐでした。先輩技術者との交流会やCR見学で感じたイメージ通りの仕事ができているので、満足しています。

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立ち上げ業務のおもしろさは、難解なパズル

現在はシステムテクノロジー第二グループで、電子ビームマスク描画装置(EBM)の最新機種EBM9000/9500/9500PLUSの立ち上げ作業を担当しています。装置のビーム調整や描画調整・評価を行い、装置が要求された性能を達成していることを確認し、客先に納品することが主な業務ですね。立ち上げ作業中に発生した描画精度不良調査やトラブル対応から、次世代の装置開発につなげる役割も同時に担っています。
会社ではいきなりひとつの分野に特化して開発するのではなく、まずは装置全体を知りたいと思い、こちらの部署を希望しました。私が担当する装置は、複雑な機能の集合体として動いています。内部にある膨大な補正機能は、少しでもずれたら思い通りの描画はできません。立ち上げ業務は様々な調整を行い稼働につなげるのですが、すべてが噛み合って想定した性能で動き出したときは、難しいパズルを解いたときのような達成感があります。

自分にしかできないものづくりに挑戦したい

先日は韓国に立ち上げ責任者という立場で出張しました。現地で作業を進める中で、お客様から多くの技術的な質問が寄せられましたが、社内の専門家に協力を仰ぎつつ、責任者としてなるべく自分の言葉で説明するよう心掛けました。このことを契機に、帰国後もお客様から技術的な質問が届く信頼関係を築くことができたと感じています。入社時に求めていた「グローバルな仕事環境」と「若手でも活躍できる」を経験できているので、大きなやりがいを感じています。
いまはまだ装置全体を知ることを課題としていますが、将来は自分にしかできないものづくりをするのが夢です。いま取り組んでいる業務を通じて得た知識や経験を活かし、「これは安田がいなければできなかった」と言われるような、新しい何かを生み出したいと思っています。

安田 淳平

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