海外駐在レポート海外駐在によって、
日本で自分が担っていた仕事を
客観視できた

佐藤 達也
アメリカ

海外駐在レポートアメリカ(サンタクララ)
佐藤 達也

客先常駐エンジニアとして、米国内で稼働中の装置を守り続ける

米国のカリフォルニア州にある、サンタクララに駐在しています。米国法人であるNuFlare Technology America, Inc.の拠点は、カリフォルニア、ニューヨーク、アイダホ、オレゴンなどにありますが、私がいるカリフォルニアには本社が置かれています。サンタクララはシリコンバレーに位置しているので、まわりには世界有数のハイテク企業が集中しています。

私が担当しているのは、客先の工場に納入した半導体製造装置の一部、EWS(エンジニアリングワークステーション)のトラブル対応や定期点検です。現在、米国内では電子ビームマスク描画装置EBM-5000~EBM-9500の装置が数十台稼働していますが、特に専門的な保守業務は私を含め数名のCSグループが担当しています。サーバが1台停止するだけで装置のダウンに繋がるため、EWSの保守は責任重大なポジションです。定期的なログ診断で突発的な故障を未然に防ぎ、トラブルが発生した場合も、リモート対応で迅速に対応する事で、装置の安定稼働へ寄与しています。

佐藤 達也

日本の業務フローを現地で活用し、サービス品質向上へ

ニューフレアテクノロジーに入社したのは2016年、サンタクララで駐在が始まったのは2019年1月からです。入社してからこれまで、EWSのサービスエンジニアを担当しています。入社当初、上長に「どんな仕事がしたいか」と聞かれ、「米国に行けたらおもしろそうですね」と答えたことが実りました。

以前は米国拠点にEWSのサービスエンジニアが駐在していませんでした。そのため、装置の稼働停止に関わるようなトラブルが発生した場合でも、日本のエンジニアのサポートが必要で、結果、トラブル解決までに多くの時間を要していました。私が駐在することで、そのタイムラグが無くなり、装置の早期復旧に貢献できました。また、米国のEWS担当窓口として機能することで現場はかなり整理されたと思います。

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駐在で得たものを、日本に還元していきたい

駐在を希望してよかったことはたくさんありますが、一番は日本で自分が担っていた仕事を客観視できたことです。ここは顧客と距離が近いため、顧客が何を求めているかがひしひしとわかる環境。各分野のエキスパートが集まるCSチームは決断と実行が速く、サービスクオリティの向上を目指すことができます。小回りが利く組織のメリットを活かし、幅広いことに瞬時にトライできる環境には、大きなやりがいを感じています。駐在が終わって帰国したら、今後はここで得たものを還元できるようになりたいですね。

初めての駐在でしたが、暮らしの面で困ることがないことに驚きました。こちらでは妻と娘2人の4人家族で暮らしていますが、ビザの取得、住まいの賃貸契約、引っ越し、娘の幼稚園の手配などで会社のサポートがあり、とても心強かったです。先に駐在している先輩からのアドバイスも役立ちました。私は「日本のお風呂が恋しい」といつも思っていますが(笑)、子供達は日本より広い家に喜んでいます。駐在生活が始まってからは、家族と過ごす時間が増えました。

世界で働く
ニューフレアテクノロジーの海外駐在員